かわさきの生涯学習情報

本文へ

文字の大きさ

トップを飾った写真に関するコラム

令和6(2024)年

3月

染井吉野とソメイヨシノ
   

2月

サクラ(桜)
日本に自生するサクラの野生種は何種類?
       

       左から @ヤマザクラ(山桜) Aオオヤマザクラ(大山桜) Bオオシマザクラ(大島桜) 

       

       左から Cカスミザクラ(霞桜) Dエドヒガン(江戸彼岸) Eマメザクラ(豆桜) 

      

       左から Fタカネザクラ(高嶺桜) Gチョウジザクラ(丁字桜) Hミヤマザクラ(深山桜)

   

             左から Iカンヒザクラ(寒緋桜) Jクマノザクラ(熊野桜)

公益財団法人日本さくらの会のHP(https://www.sakuranokai.or.jp/chishiki/)を見ると、上記の@〜H9種を『我が国の山野に自生する野生種の基本種とされる9種』としてIを入れていません。公益財団法人日本花の会のHP「桜図鑑」を見ると(https://www.hananokai.or.jp/sakura-zukan/)、『漢字表記・寒緋桜。中国南部、台湾に分布しています。沖縄の石垣島や久米島でも見られますが、外部から持ち込まれた可能性も有り、もともと自生していたものなのか分かっていません。』とあり、自生する野生種から除かれているようです。
Jのクマノザクラは、なんと新たに見つかった野生種です。
農林水産省の広報紙affの2023年3月号で日本の桜が特集(https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2303/index.html)されています。『1世紀ぶりに新たな野生種が発見される!』の記事には『2018年3月、紀伊半島で約100年ぶりに桜の新しい野生種が発見されたことがメディアなどで報じられ、大きな話題となりました。』とあります。
標題の答えは、どうやら10種類(11種をとる説もあるようですが)ということでしょうか。

川崎市と梅

1月

富士山
菜の花(県内の早咲き菜の花情報)

ウンシュウミカン

令和5(2023)年

11月

ウンシュウミカン

「美味しいミカンの見分け方」

モミジ
      

10月

コキア(ホウキグサ・ホウキギ)
  

コキアといえば、国営ひたち海浜公園が大変有名です。10月上旬には、夏の緑色から少しずつ紅葉し始め、下旬には真っ赤になるそうです。国営ひたち海浜公園のWEBサイトを見ると、『当公園で使用しているコキアは、種苗会社が当公園用に開発した品種ですので、一般小売り向けには流通しておらず、ご購入いただく事はできません。また、公園内でも当品種の販売は行っておりません。』とあり、同じものを手に入れることはできないようです。

9月

ススキ・オギ・ヨシ
      
  
シロバナヒガンバナ・ヒガンバナ・ショウキズイセン・リコリス
      

白花彼岸花・白花曼殊沙華(シロバナヒガンバナ・シロバナマンジュシャゲ)
白花の由来は突然変異で染色体の欠陥より出たアルビノ現象といわれる説と赤いヒガンバナとショウキズイセンとの掛け合わせで出来たと言う説があります。また、ヒガンバナは三倍体のため種子ができないが、ヒガンバナに似たコヒガンバナは二倍体のため種子を作ることができる。このため、コヒガンバナとショウキズイセンの掛け合わせでできたとする説もあります。
シロバナヒガンバナは九州南部を中心とした地域で自生が見られるようです。
欧米で人気の高いリコリスですので、神奈川で見られる白いヒガンバナは、園芸種として作り出されたものかもしれません。

お彼岸
お彼岸は年に2回あり、「春のお彼岸」「秋のお彼岸」と呼びます。春分の日や秋分の日をお中日(おちゅうにち)として、前後3日間をあわせて7日間がお彼岸です。

彼岸花
お彼岸の時期になると決まって、強く反り返った鮮やかな赤い花が咲きます。花が咲き終わり、秋の終わるころ葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという珍しい生態を持つ植物です。ごくまれにタネをつけることがあるようですが、通常彼岸花には種子ができません。地下の鱗茎(球根)が分球して増えます。彼岸花は毒性があり、特に鱗茎(球根)に多く含まれています。有毒であるために、故人や農作物を害獣から守るために、お墓の周辺・田んぼのあぜ道、畑の周辺などに植えられたようです。

鍾馗水仙(ショウキズイセン) :赤い彼岸花の近縁種

鍾馗様

九州、南西諸島、台湾に自生していて、茎先に花径6〜7pの鮮やかな黄色い花を、横向きに数輪咲かせます。黄色い花弁が波打っている様子を、「鐘馗ヒゲ(鍾馗のように、ぼうぼうと生えた頬ひげ)に例えた」ということのようです。
※ 鍾馗:中国の民間伝承の道教系の神。 大きな眼と長いひげをたくわえている。

リコリス
彼岸花は毒性を持ち、虫や獣除けとして墓地などにも植えられたことから「じごく花」「しびと草」「いっときごろし」などと不吉な別名も持っています。このような名前から「縁起が悪い」として、日本では庭先に植栽するのを嫌ってきたようです。しかし、そのような文化がない西欧では美しい花として人気があり、品種改良も進んでリコリスとしてカラフルな花色が揃うようになりました。

8月

ニラとハナニラ  



ハスとスイレン





7月

ヒマワリ

ヒマワリは漢字て書くと「向日葵」です。この文字の通り、ヒマワリの花は東から西に太陽の動きに合わせて動くイメージがあります。しかし、いつ見てもヒマワリ畑の花は、ほとんどが東を向いています。

太陽に背を向けるヒマワリの写真


アカトンボ  

一般的に「アカトンボ」は赤色のトンボを指しますが、アカトンボのイメージとしては、秋に群れを成して飛んでいるイメージがあるのではないでしょうか。
このアカトンボは、「アキアカネ(アカネ属)」です。「アキアカネ」は暑さに弱く、気温が30度を超えると生存が難しくなるそうです。羽化を5月から6月頃に済ませたアキアカネは、成虫になると標高の高い地域(場合によって標高2000メートルを超える亜高山帯)で7月から8月を過ごします。
そして、気温が下がってきた秋ごろに平地に移動し、黄色かった体も赤味も増し所謂「赤トンボ」になり、少し開けた広場などで群れをなします。こうして私達は、ある日突然現れたアキアカネの大群に出会うことになるのです。

今の時期に平地で見られるアカトンボ

6月

ガクアジサイ(5月31日更新)
        
        

5月

ショウブ(ハナショウブ)(5月17日更新)
        



ムラサキツメクサ (5月8日更新)
        
              

実は、上の絵は実はちょっとおかしいのです。
下の写真の左がシロツメクサの葉・右がムラサキツメクサの葉です。ハートではありません。

      
ハートの形の葉を持つ植物は・・・・


カタバミです
マメ科シャジクソウ属の多年草ですが、カタバミはカタバミ科カタバミ属の多年草で、道端や空き地・農地などでも多く生えています。全く異なる植物です。 ちなみに、カタバミの方が四つ葉になる確率が低いそうです。

4月

ネモフィラ (4月17日更新)

国営ひたち海浜公園(茨城県)で栽培され、青い愛らしい花が一面に広がっているポスターや映像で一躍有名になった花がネモフィラです。

        
チューリップ (4月4日更新)

 〇 年代によって習った学年は違いますが、今回は小中学校の理科を復習しましょう。

 

この絵の花はなんでしょう?・・・・・



単純化されていますが、花と茎と葉があって、茎がまっすぐに伸び、茎の根元から葉が伸び、花びらが3つあります。
「チューリップ」と答える方が大部分だと思います。
実際のチューリップを見てみましょう。

       

どのチューリップも、花びらが6枚に見えます。やはり。花びら3枚の上の絵は間違っている・・・・。とすぐに思ってはいけません。 学校の授業で、花は外側から「ガク」「花びら」「オシベ」「メシベ」の順に並んでいると習いました。一般の花では、ガクは花びらの付け根の方にある小さな緑の部分ですが、チューリップは、つぼみ全体が、緑色から花の色に変わっていきます。つまり、「がく」が花を保護する役目を終えると、今度は色づいて花びらの役目に変わるのだそうです。ですので、チューリップの花びらは3枚だけれども、花びらの役目をするものは6枚とも言えそうです。

3月

土筆(ツクシ)(3月22日更新)
 
      

ツクシは、3月頃土手や道端に顔を出します。ツクシが枯れた頃、スギナが同じ地下茎から伸びてきます。 つまり地下茎からは、二種類の茎を地上に出すのです。一方は胞子茎のツクシで、もう一方の栄養茎がスギナです。このように2つの名前を持つ植物ですが、学術的には「スギナ」が標準和名となります。
スギナは「杉の木」をイメージする形状からスギナと名付けられたようです。このスギナは胞子で増えるシダ植物ですので、胞子が発芽し、雄と雌の前葉体が作られます。さらに、雄の前葉体では精子が、雌の前葉体では卵が作られ、精子が泳いで受精し大きく育つことでスギナになります。増え方としては、受精以外に、地下茎から芽を出し増えることもできます。地下茎は切断されるとそこから発芽する性質があますので、スギナが生えている畑に耕運機をかけると一気にスギナが広がってしまうため、駆除するのは困難な雑草といわれています。

卒業時期の桜 (3月13日更新)

「春めき」桜は、2000年に品種登録された 神奈川県南足柄市固有の桜です。登録された当初は、「足柄桜」の名で登録されました。 「染井吉野」が入学式の桜としてのイメージが強いですが、「春めき」桜は卒業式の時期に咲く桜として人気が出て全国に広まっているそうです。
今年は、どの桜も開花が早く、2月で紹介した西平畑公園の河津桜は「松田さくらまつり」が2月11日〜3月12日まで開かれていましたが、早くも3月6日には散り始め、最終の土日11日・12日は完全な葉桜でした。
今回の春めき桜も、3月6日〜21日に「春木径・幸せ道桜まつり」が開かれていますが、3月10日にはほぼ満開状態でした。その時の写真を今回使用しました。

サクラの蜜腺(ミツセン)

蜜を出す器官を「蜜腺」といいます。桜の蜜腺は、花の中(花内蜜腺)だけでなく葉にもあります(花外蜜腺)。右の写真の丸の中の2つの出っ張りがそれです。
桜の葉には、サクラケムシ(モンクロシャチホコ)やアメリカシロヒトリが大量発生することがあります。これらの毛虫(ガの幼虫)は、桜の葉をあっという間に食べていきます。
花外蜜腺から分泌される蜜を求めてアリが集まってきます。アリを誘引することで、昆虫やその幼虫の食害から大切な葉を守っているのではないかといわれています。

2月

サクラ (2月22日更新)

今回の写真のカワヅサクラは、なかなか散らないイメージがあります。サクラの花の寿命を調べてみました。

花が散るのは  (2月22日更新)
    
答え:

桜の花の蜜は、左の緑の丸の内部にあります。桜によく集まるヒヨドリやメジロは、くちばしが細く桜の花の中心に差し込むことができますが、スズメはくちばしが太いため蜜まで届きませんから、花をちぎって蜜をなめているのです。
植物は蜜を出すことで虫や鳥などを集め、受粉を手伝ってもらいます。しかし、スズメの蜜の舐め方では受粉の助けになりません。ただ蜜をなめるだけなので「盗蜜」とよばれています。

;


ウメ・モモ・サクラの花の違い 
    

  「ウメ」・「モモ」・「サクラ」春に咲くこれらはすべてバラ科で花びらの数も5枚の花が多い。
             ……花を見て区別がつきますか?

「ウメ」「モモ」「サクラ」の花の違い
開花時期 花びらの形 花柄(花梗)
花と枝の間の緑の茎
花の咲き方
ウメ 2月上旬から 先が丸い 無し 節に花は1つ
枝にへばりつくように咲く
モモ 3月中旬から 先がとがっている 緑色の花柄が短い 節の付け根から2輪の花が
上や下などさまざまな
方向を向いて咲く
サクラ 3月下旬から 先に切れ込みがある 緑色の花柄が長い 1つの節からたくさんの花が、下を向くように咲く

では・・・ アンズの花は区別できますか?
     答え:3つの写真は・・・写真左からサクラ・ウメ・モモです  

1月

2つのホトケノザ